福島第1原発で、汚染水が漏れた地上タンク近くの地下水について、放射性トリチウムの濃度が、5日連続で上昇していることがわかった。 <br />放射性トリチウムの濃度が上昇しているのは、福島第1原発で、およそ300トンの汚染水が漏れた、地上タンクの北側の井戸からくみ上げた地下水。 <br />東京電力によると、この井戸で、14日に採取した地下水から、1リットルあたり17万ベクレル(Bq)のトリチウムが検出された。 <br />トリチウムの濃度は、前の日よりも、1リットルあたり2万ベクレル上昇していて、5日連続で上昇している。 <br />東京電力は、漏れた汚染水が、少しずつ地下に浸透しているおそれがあるとみて、監視を続けている。