首都圏で去年１年間に発売された新築マンションの戸数は、おととしを２４％上回る５万６４７６戸で、住宅ローンの金利が低いうちに購入しようという人が多いことなどを背景に、２年連続で前の年の実績を上回りました。 <br /> <br />民間の調査会社「不動産経済研究所」によりますと、東京、神奈川、埼玉、千葉の１都３県で去年１年間に発売された新築マンションの戸数は５万６４７６戸で、おととしを２３．８％上回り、２年連続で前の年の実績を上回りました。 <br />これは、住宅ローンの金利が低いうちに購入しようという人が多かったことや、ことし４月の消費税率の引き上げを想定してマンションの契約をする人が増えたことを背景に、販売会社側が供給を大幅に増やしたためです。 <br />不動産経済研究所は、ことしの見通しについて、「資材の値上がりなどでマンション価格が上昇する傾向にあるため、早めの購入を考える人が多いとみられる。このため４月に消費税率の引き上げが行われてもマンションの供給は横ばいになるのではないか」と話しています。
