港区のお台場ではきょうから2日間、福島県の雪を使った初めての「雪まつり」が予定されていました。きょうは中止となりましたが、地域の人たちはあすの開催に向けて準備を行いました。 <br /> 雪まつりは幕末にお台場が造られてからことしで160周年になることに合わせ、地域の人たちが中心となって企画したものです。きょうは日ごろから台場地区と交流のある福島県柳津町からダンプカー5台、合わせて50トンの雪を運び込みました。運び込まれた雪は住民たちが2時間ほどかけてならして、雪の滑り台を作り上げました。しかし、福島の運転手も「私たちも雪国に住んでいるが、ここまで東京で降るとびっくりしますね」と話す天候で、お台場地区の住民からは「なかなか東京では雪景色の中で遊ぶ機会ってないので、すごくいい機会だと思います」という声も聞かれましたが、「せっかく福島から雪を持ってきていただいたのに都心でも大雪が降っちゃって。混同しちゃって分かんなくなって残念。ただ、これだけ準備ができてよかった」と話す人も見られました。お台場連合町会設立準備委員会の渡辺修二代表は「これも何かの雪との縁かもしれない。歴史をひも解いて、自分たちがいるお台場という場所の成り立ちを分かってもらえれば」と話していました。 <br /> あすは午前10時から午後2時まで雪遊びが楽しめる予定です。
