原発トラブル続き県が緊急会議 <br />東京電力福島第一原発で、タンクからきわめて高い濃度の放射性物質を含んだ汚染水が漏れるなど、トラブルが相次いだことを受け、福島県は緊急の幹部会議を 開き、このなかで佐藤知事は「考えられないぐらいの話だ。二度とあってはならず、再発防止を申し入れたい」と述べました。 <br />福島県の幹部会議は、２０日午前、県庁で開かれました。 <br />はじめに県の担当者が、タンクからの汚染水漏れをめぐる東京電力の対応について、水漏れが確認される９時間前の、２０日の午後２時には、タンクの水位が高まったことを示す警報が鳴っていたのに、東京電力がそれを見過ごしていたと報告しました。 <br />報告を受けて出席者からは、原因の解明や管理の徹底を強く求めるべきだという意見が出されました。また、２号機の原子炉内部の温度を測る温度計に、誤って 強い電圧をかけすぎて故障したトラブルについて、県の担当者は、手順書そのものが間違っていたことが原因だと報告し、出席者からは、 <br />ほかの手順書にも問題がないか徹底して確認することが必要だという指摘が出されました。 <br />そして、佐藤知事が「考えられないぐらいの話だ。県民の信頼を損ない遺憾で、このようなことは二度とあってはならず、再発防止を申し入れたい」と述べました。 <br />02月20日 14時10分
