◆ヤクルト６―４巨人（１４日・神宮） <br /> <br /> 遅れてきた最強助っ人が、ふた振りで試合をひっくり返した。同点の７回、２死一塁で４番・バレンティンが左中間を深々と破る決勝二塁打。「巨人戦なので絶対に勝ちたかった」。６回の３号同点弾に続く殊勲打で、２安打３打点の活躍。開幕３連敗の悪夢を振り払い、チームに３カードぶりの勝ち越しを呼び込んだ。 <br /> <br /> ようやく定位置に戻った。昨季は左アキレスけん手術と左太もも肉離れで、わずか１５試合で打率１割８分６厘、１本塁打。今季も３月１２日に左脇腹を肉離れし開幕１軍を逃して復帰戦となった３日の中日戦（神宮）は６番スタートだった。だが、背中の張りを訴えた畠山に代わってこの巨人戦から４番に座ると、３試合で計５安打３打点の大暴れだ。４番での一発は、１４年９月１６日の阪神戦（神宮）以来、実に１年半ぶりだ。試合後には、畠山の２軍再調整が決定。お立ち台で「近いうちに首位に立ちます」と宣言した通り、ようやく最下位から脱出したチームを自らのバットで浮上させていく。（片岡 泰彦） <br />http://www.hochi.co.jp/ より
