都内で17日、犯罪被害者の立場から死刑制度について考えるシンポジウムが開かれた。 <br /> <br /> これは犯罪被害者を支援する弁護士の団体が開いたもので、2007年、愛知・名古屋市で起きたいわゆる「闇サイト殺人事件」で娘を亡くした磯谷富美子さんは死刑制度の存続を訴えた。 <br /> <br /> 磯谷富美子さん「娘は3人がかりのために手足の自由を奪われ、抵抗することもできずに虫けらのように殺されていきました。あなたの娘や息子の命、愛する家族の命を奪った加害者に対しても死刑反対と言えるのでしょうか」 <br /> <br /> 死刑制度を巡っては、日本弁護士連合会が10月に「死刑制度の廃止を目指す」とする宣言を採択したが、パネルディスカッションでは、被害者の遺族や支援する弁護士から「加害者の人権は尊重されるが、被害者や遺族の気持ちが無視されている」などの意見が出た。 <br /> <br /> 2016/12/17 20:47
