オリジナルは「仲尾ミエ」が歌っていたが、まったくちがう性質の歌に仕上げてしまうのが伊東ゆかり魅力でもある。歌謡ポップス黄金期を迎えようとする僅か前。雨の赤坂には第一制作と第二制作があった。肩で風をきって闊歩する人たちも、伊東ゆかり歌は、シナトラやアメリカ映画のサントラの間にはさんでOAしていた。それほど、彼女の歌声は違和感がなかったのだ。