最終更新:2010年6月30日(水) 20時30分<br /><br /> 自動車のハンドルの真ん中に付いているエアバッグの部品ですが、どちらか1つは衝突してもエアバッグが出てこないんだそうです。<br /><br /> テーブルに並べられた自動車の部品。その中に、運転席用のエアバッグが・・・。一見、どちらも同じに見えますが、1つは中国で見つかった模倣品。つまりニセモノです。<br /><br /> 形も質感も似ていて、どちらがニセモノなのでしょうか。向かって左が模倣品。エアバッグが出てくるための亀裂や爆薬が入っていないため、衝撃を受けても、そもそもエアバッグが出てこないという極めて危険な部品です。<br /><br /> 4月に開かれた、北京モーターショー。中国メーカーが展示していた真っ赤な新車。ベンツ?こちらはトヨタのカローラ?ここでは、部品だけでなく、車体のデザインまでよく似た自動車が展示されていました。<br /><br /> さらに、中国国内のある施設には家電の模倣品が集められています。電卓に書かれたメーカー名は、「キャオナ」。懐中電灯は、「シャーク」。ミシンは「ブラザー」ではなく、「ブラ『シスター』」。この乾電池に至っては、もはや読み方すらわかりません。<br /><br /> 日本の製品をまねて格安で売りさばかれる、こうした「模倣品」の数々。その被害は、特許庁が調査したおよそ400社の日本企業だけでも、年間1000億円を超えるといいます。<br /><br /> 中には、見た目だけでなく、メーカー名をそのまま流用したストーブまで。ここまで悪質になると、もう見分けがつきません。<br /><br /> 「中国で作られている模倣品が巧妙化している。ニセモノとしてヨーロッパなど世界に流れているのが現状」(ジェトロ知的財産課 吉村佐智子課長)<br /><br /> メーカーによる模倣品対策では限界もあり、業界や国をあげてのさらなる取り組みが必要です。(30日 18:15)
